教室だより
小さい子たちのレッスン
今年に入ってレッスンを始めた1~2年生の子たちも、半年が過ぎました。
レッスンの流れもスムーズになりましたね^^
最初のうちはこちらから声をかけてあげるのですが、だいたい次のような流れです。
レッスン室に入ったら
1.鞄を置いて
2.レッスンノートなどまず先生に渡すものを出し、向きをそろえて渡してくれます。
そして
3.やってきたワークを机の上に置いて
4.教本も出しておいて
そこまでできたら、一緒にワークの答え合わせをします。
答え合わせも、ただ丸を付けていくだけではなくて、もう一度生徒さんと復習しながら(音符の種類や長さなどを口に出して答えてもらう)丸を付けるようにしています。
答えは合っているけど、口でうまく答えられないような箇所は、もう一度説明したり書き込んだり。
音符を書く問題も、ちょっと中心が線からずれているような時は、その場で書き直してもらったりします^^
ワークは宿題でやると、どうしても「なぞる」だけになりやすいので、繰り返し指導し正しく理解、覚えてもらうようにしています。
ここまでの所要時間5分、習い始めの頃は10分くらいかかる時もあります。
ワーク合わせが終わったら、ピアノのところに行って(といって、2,3歩ですが^^;)
笑顔でご挨拶^^ のあとは
5.音当てクイズをしたり
6.ドレミで歌ったり
(日によって違います)
そして椅子に座ってもらって
7.リズム打ち
8.ソルフェージュ
をします。
リズムは、まずはゆっくり丁寧にやってみますが、ソルフェージュは「間違ってもいいのでできるだけ早く答えてね」と音をどんどん読んでもらいます。
これも5分くらいでしょうか。
残りの時間はピアノです。
9.宿題の曲をまずは通して弾いてみます。良ければ一発合格。
そうでない場合は、うまく弾けないところを取り出して、音やリズムを一緒に確認したり、右と左に分けて弾いてみたり、スムーズに弾けるまでやってみます。
10.うまく弾けたら丸がもらえます。
(時間内に仕上がりそうにないときは、練習方法の説明をして、再度宿題にします。でも時間内にクリアしたがる子が多いので(笑)本人の納得がいくまで弾いてもらうこともあります。)
11.次の曲に進む時は、一緒に楽譜の最初からよく読み、音読みやリズム打ちをして宿題に備えます。
「この記号ってなんていうんだっけ?」
「この曲は何分の何拍子?」「1小節に何音符が何個?」「じゃあ、1小節は何拍かな?」
と、毎回毎回しつこいくらいに(笑)聞きます。
そして楽譜を指さしながら一緒に声に出して数えてみる。「いち、に、さん、し、いち、に、さん、し・・・」と。
4拍子の場合ね。
ドレミが合っていることも大事ですが、
まずは、拍感がしっかりしていないと音楽として成り立たないし、本人も弾いててすっきりしないと思うのです。
音楽は「拍」という一定のキザミの上に成り立ちます。
拍が正確であってこそ、リズムも正確に打てるのです。
レッスンの流れだけを書こうと思ったら話が広がり過ぎてしまいましたね^^;
あと、レッスンにおいては、
お話をしっかり聞くこと。
言われたことを素直にやって(弾いて)みること。(うまくできなくてもOKなので^^)
ができると、レッスン時間を有効に使えて、上達につながりますよ^^
それにしても、可愛い生徒さんたちの、この半年の成長は素晴らしいですよ♪
お家の方も見守りもあってこそ。感謝いたします。
初舞台、私もとても楽しみにしています。
自分が納得できる演奏を。
ようやく秋の気配ですね。
最近読んだ心理学の本の中に、こんなことが書いてあったから一部をご紹介します。
ピアノを弾くことにも通じる話だと思ったので。
それは
自分の喜びが「自分基準」 「他者基準」のどちらか?
ということ。
つまり、自分のやっていることがうまくいっているかどうかを判断する時(簡単に言うと「自分の喜び」について)、
自分の中の確信で判断するのが前者。
他人からの賞賛や承認を必要とするのが後者。
ピアノでいうと、
「自分基準」
・ピアノを弾くのが心から好き・自分の意思で習っている・自分の演奏が好き、など。
「他者基準」
・お家の方の意向に沿って習っている・評価を得るための演奏(コンクールなど)・褒められないと不安になる、など。(コンクールを否定しているわけではないよ。ただ、音楽の本来のあり方とは真逆だと思うけど。)
うちでレッスンを受けている子は、ほぼ「自分基準」の子だと思っていますが、日頃から取り組みを見ていて、色々な面でブレないというか、肝が据わっているというか、マイペースというか、何かそんなゆるぎないものを感じることが多いです。
ピアノというものは、他からの評価ではなく、自分が納得する演奏ができてこそ、楽しいし嬉しいし、気分が良いもの^^
ピアノに限らず芸術全般そうでしょう。
自分の思い描いた音色で弾けた時なんて最高♪
自分の思い通りの表現ができたら嬉しい♡
↑
で、何が言いたいかというと、当教室のめざすところが、ここなのですね^^
この本の言葉を借りていえば、「自分基準でピアノを弾けること。」
なんて素敵でしあわせなことではないでしょうか。
もちろん、基本は身につけたうえで、です。
楽譜に書いてあることないこと含め、ピアノを演奏する時の決まりごとは繰り返し丁寧に伝えますが、表現やどの程度の完成度で良しとするか、というのは、しっかり会話して最終的に本人が納得するようにしています。
そうじゃなかったら、ピアノを弾く意味がないもんね^^(少なくとも私は)
自己表現だからね。
「他者基準」じゃ、弾いてても心から楽しくないでしょ(笑)
そうそう、自分の思い通りの演奏ができているかをしっかり聴き分ける「耳」は絶対必要だからね。
自分の出した音を良く聴くことは、一番大事なこと。
型にはまるように仕上げてゆくことも意味のあることだし素敵なんだけど、
少しくらいはみ出てても、自分が感じている美しさをそのまま表現できることも尊いなー、と思います。
この春の近況
しばらく更新しない間に、生徒さんの平均年齢が一気に若返り、嬉しい今日この頃です。
今年に入って、小学1~2年生の生徒さんが増えました。
もちろん、ピアノが大好きな中2君の入会も嬉しいですよ♪
この春から始めた小さい子たちは、レッスンを軌道に乗せていることろです。
これまでお家で自由に弾いていた「遊び弾き」から、レッスンの流れに慣れてたくさんのことを習得していく大事な時期ですね。
・先生の話(説明)を聴いて、まずはそのようにやってみること(できるできないは別なので気にしないでね^^)
・難しい所は繰り返し練習すること(コツや方法はアドバイスしますよ^^)
・楽譜を丁寧に読むこと
・ドレミで歌いながら弾くこと
・リズム打ちをしてから弾いてみること
・拍に乗って弾くこと
・おうちでできるだけ毎日練習すること
などなどたくさんありますね。これに加えて、姿勢や手のかたちなども気をつけていきます。
さらに、自分の音や先生の音を良く聴く習慣もつけていきます。
例えば「楽譜を丁寧に読む」とひとことで言っても、ドレミを見分けるだけでなく
・右手で弾くところを左手で弾くところを見分ける
・おんぷと指番号はセットで見る
・おんぷの長さの違いを見分ける
・休符も忘れない(しっかり数える)
など多くのことがありますね。
習い始めの小さい子は、送迎時などに保護者に、近況やお家で練習を見てあげるときのポイントなどを話すようにしています。
レッスン自体は、付き添いがない方が生徒さんものびのびとやっているし、2人の空間に早く慣れた方がレッスンも早く軌道に乗りやすいかなと思います。(要所要所で、こちらから同席してもらうこともあります^^)
これからの成長が楽しみですね♪
音楽を楽しんでいる生徒さんたち
現在ケーブルテレビで、市小学校音楽祭の模様を放送していますね。
当教室の4年生たちも、それぞれに音楽を楽しんでいましたよ^^
しっかりと足でビートを刻み体全体でリズムを感じながらヴィブラフォンを演奏していたHちゃん。
オーディションでは残念でしたが、元気よく学校紹介をして、一生懸命歌っていたSちゃん。
発表会の曲と両立しながら伴奏の練習を積み、立派に伴奏者としての役割を果たしたSちゃん。
それぞれが何かしら役割を受け持ち、舞台でイキイキと表現する姿に、「この子たちは心から音楽、そして表現することが好きなんだな」と感じてとても嬉しかったです^^
4年生の子だけじゃなくて、音楽を通して表現するのが好きな子の集まりです、当教室は。
日頃は、わりとシャイだったり、落ち着いた感じの子が多いのですけど^^
そんな生徒さんたち1人1人の素敵な個性をのばしながら、課題も少しずつクリアできるよう、いつもの楽しい雰囲気でレッスンしていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
発表会終了、そして今年もありがとうございました。
12月にしては暖かい日、無事発表会を終えることができました。
舞台袖では余裕のオーラをまとっていた子が多く、頼もしく感じました。
ペダルに初チャレンジした子、
発表会で始めて短調の曲を弾いた子、
オーディションを視野に入れて取り組んだ子、
好きな曲を弾いた子、
練習と全く変わらない、いやそれ以上のクオリティで弾けた子、
ミスをうまく交わして上手にまとめた子、
私の耳コピアレンジを気に入って弾いてくれた忙しい中学生、
忙しい中、親子連弾をしてくださったお父さん、
皆さん会に向けて本当によく努力し、素敵なステージでした。
向上心を持ち、よりよい演奏をしたい気持ちの子ばかりで、レッスン中も私の言うことを一字一句聞き逃すまいと真剣に聞き、時間を惜しむように何度も弾き・・・
嬉しいですね。
この積み重ねは、次に繋がっていますよ^^
今年は大人の方が1人も参加されなくて寂しかったのですが(皆様、次は出てくださいませんか~?^^)
シニアの方が見にきてくださっていたみたいで。
「いいもの聴かせてもらいました」と先ほどレッスンでそのこと言ってくださって^^
ありがとうございます。
嬉しいですね皆さん!!
本番迎えるまでには色々大変なこともあったけど、
自分の気持ちに正直に一生懸命やってきてよかった・・・。
と神様に見てもらっていたような、報われた気持ちになりました。
感謝。
保護者の皆様、アナウンスのお母様(お仕事ぶりがきめ細やか^^)にも大変お世話になりました。
ありがとうございました。
会場においでくださった多くのご親族やお知り合いの皆様、ふらりと入ってきてくださった方も、ありがとうございました。
あと10日で今年も終わり。
5年目に入ったばかりの、こじんまりとした小さなピアノ教室ですが、
年を経るごとに、教室の純度と波長が高まってきています^^
ピアノが好きで向上心あふれる可愛い天使たちと
いつもあたたかく見守ってくださる素敵な保護者の方たちと
音楽を自由に楽しんでおられる大人の方たち
今年もありがとうございました。
来年も、心に伝わる素敵な音楽を奏でましょうね^^
ホームページに立ち寄ってくださった方も、ありがとうございました。
少し早いですが、皆様どうぞ良いお年を。