教室だより
音楽を味わいながら弾けるSちゃん。
気がつけば1月も半ば。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ひとりひとりの個性や目標、練習環境などに寄り添って、「表現するって楽しい」と感じてもらえるようなレッスンにしたいと思っています。
3年生のSちゃんは、昨年の春関東から引っ越してきてレッスンを受け始めました。
ピアノ歴は5~6年ということでしたが、「もっと手指が整い、丁寧に楽譜を読み解くことができれば、音楽的で素敵な演奏になるだろうな」という第一印象でした。
長年のクセがどこまで改善できるかなと思っていたところ、1~2か月で指先ペチャも直って音色もぐっと良くなり、拍を意識することや、スラーやスタッカート、強弱などもつけて弾くことができるようになりました。
もともと音符が良く読めていて、指番号も守れていたので、上記に意識を向けることができ早く改善できたのでしょう^^
昨年12月の発表会では初めての2曲暗譜に挑戦しました。
「ドナウ河のさざ波」では、河面に光が差してキラキラしている様子を丁寧に表情豊かに演奏することができましたよ!
Sちゃんは素直で音楽がとっても好き。
やっぱり、言われたことをそのままやってみようという「素直さ」って大事だなと思います。
本人も「音楽好き!」と言っているけど、見ていてもすごーーーくわかります^^ もう音楽の中に入り込んで弾いている。
その様子を側で見ていると、私もとても嬉しくなります、いつも。
決して器用なタイプではないかもしれないけれど、音楽を味わいながら、心の中で歌いながら弾くことができるSちゃん^^
そういう演奏、好きよ♡
その純粋な「音楽が好き」という気持ちを大切にしながら、色々な曲が弾けるように導き、サポートしていってあげたいと思います。
今年もありがとうございました。
もうすぐ今年も終わり。
今年は私事でバタバタ&ハードな1年でしたが、生徒さん1人1人の成長が著しく、発表会も無事開催できほっとしているところです。
保護者の皆様には、温かく見守っていただきまして感謝しております。
苦手だった両手奏ができるようになり、レパートリーが増えた子。
自主的に譜読みをどんどん進めることができるようになった子。
発表会で好きな曲に挑戦して、難しいリズムが弾けるようになった子。
ペダルが上手に踏めるようになった子。
指先が整い音色がきれいになった子。
発表会に向けて、長い曲をやりとげた子。
お忙しい中休まずレッスンに通ってくださる大人の生徒さんたちも。
他にも数え切れないほどあります!
継続は力なり、ですね^^
生徒のみなさんはいつもご機嫌でレッスンにやってきて、穏やかでありながらも、集中する時はしっかり集中してる!
自分の気持ちを素直に伝えることもでき、落ち着いていて感じの良い子たちです、みんな。(もちろん大人の方も)
今年は本当に保護者の皆様に助けていただきましたが、お優しくて素敵な保護者さまだから、子供さん(生徒さん)も皆そうなのだな、とあらためて実感したのでありました^^
たまにこまかいことを言ってしまったりすることもあるけど、
そのわりに大ボケやらかしてしまうこともあるけど^^;
いつもいつも、色々とご協力くださり、見守ってくださり、あたたかく励ましてくださり、本当にありがとうございます。
生徒さんたち、来年もこの調子で楽しく、そして、しっかりと上達していきましょう♪
ホームページに訪問してくださった皆様も、ありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください^^
部活とピアノを両立しているHちゃん
平均年齢が高めの当教室ですが(笑)、Hちゃんも5年生の終わりからピアノを習い始めました。
中学生になってからは吹奏楽部に入部し、日々の練習そして様々なステージやイベントに忙しくしているようですよ。
ちょうど今、ケーブルテレビでサマーコンサートの様子を放送していて、Hちゃんの部活での晴れ舞台を見ることができました。
日頃はおとなしめの子なのですが、ステージに出るといい意味で人が変わるタイプ^^
昨年の発表会でも、本番の演奏を楽しめたとのこと♪
その発表会の後くらいから教本が停滞気味になったので、好きな曲に取り組んでみることを提案。ちょうど中学生になるし。
そしたら
「すとぷりが弾いてみたい!」とHちゃん。
「何? ストブリ?? カタカナ? もう1回ゆっくり言って」
「違う、ひらがなで す・と・ぷ・り!!」
そんな会話をした記憶があります^^;
で、一緒にパソコンをのぞき込んで動画を見たり、楽譜を探したり、と楽しい時間を色々と過ごしたわけですが、そんなときのHちゃんはいつにも増してイキイキしてる♡
もともと理解力もあり指も良く動く方だったので、ビートの効いたリズムや速いフレーズも、予想以上にスラスラこなし、すとぷりの他の楽譜も持ってくるようになりました。
部活があっても、テストがあっても、休まず毎週レッスンにきます。
そして、曲の方も進めてきてる。
えらい!
教本以外の曲からも、もちろん学べることはたくさんあるわけで、そんなことも吸収しながらピアノを楽しんでいる様子、本当に嬉しく感じる今日この頃です^^
駅ピアノ初体験
先日、予定外に、息子を徳山駅まで連れていきました。
私はホームまで付いていってハンカチを振りながら盛大に見送りたいタイプなのですが、息子はあっさりと改札を入り新幹線のホームに向かったのでした。
このまま帰ろうかな、でもまだ駐車場が無料だし。
そこで思い出したのです。駅ピアノがあるということを。
実は少し前に、高学年の生徒さんから、
「最近ストリートピアノをいくつか弾いてきたよ」の話に触発され、
「近いうちに私もストピ弾きに行きた~い」と思っていたのです。(でも、すっかり忘れてた)
願いは忘れた頃に叶うと言いますが、まさかこんな形でこんなに早く実現するとは!
(徳山駅は近いからその気になればいつでも行けるけど、日頃は車移動だし駅の構内に行く機会なんてほとんどないから)
ピアノのすぐ後ろの席にパソコンを開いているビジネスマンもおられたので大丈夫かな?と思いましたが、
おそるおそるピアノの蓋を開け・・・
弾いてしまいました♪
クラシック曲の中で私が一番好きな曲。
色んな音が飛び交っている中で弾くのは、やはりかなりの集中力が要るな、とあらためて感じました。
自分の音がよく聴こえないと少し不安になるよね。
思いのほか周りの人たちは自分のことに意識がいっているようで、囲まれてしまうというようなことはありませんでしたが、
もう少し私が上手で(!)皆が知っている曲を弾いたら、3人くらいに囲まれたりするのでしょうか(笑)
そのためには、ある程度の通行人が必要でしょうね^^;
いや~、それにしても本当に気持ち良かったです^^
自分で分析できているYちゃん
Yちゃんはさっぱりした性格で、レッスン中も自分の気持ちや考えを軽やかに素直に伝えるのが上手です。
3年生からという少し遅めのスタートでしたが、上達が目覚ましいし、何よりのびやかな音色で歌うように弾ける生徒さんです。
初ステージは入会から2か月(!)で出演してくれたのですが、本番2日前に注意したアドバイスをお家でしっかり練習し、本番では見事に文句なしの演奏をしました。
2回目の昨年は、ブルグミュラーもきれいに仕上げ、印象の異なるハバネラと組み合わせて、「魅せて」くれました。
習い始めの頃から、お母様が「毎回レッスンが分かりやすいと言っています」と何度も言って下さっており、感謝です。
上達に欠かせないのは、何より生徒さん本人の意識です^^ 目的意識を持ってコツコツと練習すること。
そんなYちゃん。(当教室はイニシャルYちゃんが4人います^^)
今日のレッスンで、テキストの曲の最後の2段が、少し納得いかない様子。
「私、自分で原因が分かっているんですよ。つい、曲の最初の方からばかり弾いてしまうから」
と、私が何を言ったわけでもないのに、自己分析したことを話してくれました。
そう、「気づく」って大事。
今回の場合は、曲の最後で、右手がスラーとスタッカートの組み合わせでややこしく、左手は慣れない指使いがあったからね。
その箇所を、部分練習しなくてはならないことが分かっていたけど、今回はできなかったのよね^^
部分練習が大事だといううことは当たり前のことで、どの生徒さんも知っている。
それができるときとできない時があるのでしょう。
今回のYちゃんに限って言えば、曲の前半から左手が弾きにくい部分もあったからだと思います。
それが不安で、出だしから弾くことを繰り返していたのかな。
だから、お家での練習は「次のレッスン日から逆算して、ペース配分を考えること」も大事になってくるよ、と話しました。
日頃から計画的に練習する習慣をつけておこうね。
Yちゃんは習い始めの頃から、うまく弾けない理由について私がアドバイスしていたことを、その都度きちんと受け止めていてくれたのでしょう。
いつの間にか、自分で気づけるようになっていました。
いつもレッスンが楽しくてあっという間だね!
今日も「レッスン時間が過ぎるのが早すぎる」と言っていました。
また次の発表会に向けて、練習していこうね^^