教室だより
自分で分析できているYちゃん
Yちゃんはさっぱりした性格で、レッスン中も自分の気持ちや考えを軽やかに素直に伝えるのが上手です。
3年生からという少し遅めのスタートでしたが、上達が目覚ましいし、何よりのびやかな音色で歌うように弾ける生徒さんです。
初ステージは入会から2か月(!)で出演してくれたのですが、本番2日前に注意したアドバイスをお家でしっかり練習し、本番では見事に文句なしの演奏をしました。
2回目の昨年は、ブルグミュラーもきれいに仕上げ、印象の異なるハバネラと組み合わせて、「魅せて」くれました。
習い始めの頃から、お母様が「毎回レッスンが分かりやすいと言っています」と何度も言って下さっており、感謝です。
上達に欠かせないのは、何より生徒さん本人の意識です^^ 目的意識を持ってコツコツと練習すること。
そんなYちゃん。(当教室はイニシャルYちゃんが4人います^^)
今日のレッスンで、テキストの曲の最後の2段が、少し納得いかない様子。
「私、自分で原因が分かっているんですよ。つい、曲の最初の方からばかり弾いてしまうから」
と、私が何を言ったわけでもないのに、自己分析したことを話してくれました。
そう、「気づく」って大事。
今回の場合は、曲の最後で、右手がスラーとスタッカートの組み合わせでややこしく、左手は慣れない指使いがあったからね。
その箇所を、部分練習しなくてはならないことが分かっていたけど、今回はできなかったのよね^^
部分練習が大事だといううことは当たり前のことで、どの生徒さんも知っている。
それができるときとできない時があるのでしょう。
今回のYちゃんに限って言えば、曲の前半から左手が弾きにくい部分もあったからだと思います。
それが不安で、出だしから弾くことを繰り返していたのかな。
だから、お家での練習は「次のレッスン日から逆算して、ペース配分を考えること」も大事になってくるよ、と話しました。
日頃から計画的に練習する習慣をつけておこうね。
Yちゃんは習い始めの頃から、うまく弾けない理由について私がアドバイスしていたことを、その都度きちんと受け止めていてくれたのでしょう。
いつの間にか、自分で気づけるようになっていました。
いつもレッスンが楽しくてあっという間だね!
今日も「レッスン時間が過ぎるのが早すぎる」と言っていました。
また次の発表会に向けて、練習していこうね^^